未来を試す

【うろうろアリでいこう!】Story5 「うろうろアリの10箇条」1回目

うろうろアリでいこう!_logo

人間社会における「うろうろアリ」とは
どんな特徴を持つのでしょうか?
そのポイントを「うろうろアリの10箇条」
としてまとめてみました。
 
分かりやすさのために「はたらきアリ」と
対比していますが、
当然ながら優劣を語るものではありません。
 
現実的には、
どんな組織の中にも、
そしてひとりの人間の中にも、
「はたらきアリ」と「うろうろアリ」の要素が
混在しているものです 。
 
大切なのは、
それぞれをどう活かし切るかということ。
皆さんは、どの項目に共感されるでしょうか?
 
その1.
はたらきアリは「会社」がフィールド。
うろうろアリは「社会」がフィールド。

 
下手な駄洒落のようなものから
スタートしましたが、いえいえ、
深い意味が込められているんです。
 
「はたらきアリ」は文字通り「働き者」。
昆虫の蟻の世界でも、働き蟻は、
住居である巣を整えて食料を運び込み、
女王蟻が産んだ子供の世話をするなど
一心に働きます。それはコロニーという
組織の一員としての 行動です。
 
働き蟻の存在なくしてコロニーは存在しない、
非常に重要な役割を果たしています。
 
ただし、働くフィールドは
あくまでも巣と餌場の範囲であり、
その中をいかに効率的に活動するかに
止まっています。
 
一方、人間社会においても同じことが
言えるのですが、「うろうろアリ」は
特定の活動範囲に止まることはありません。
 
組織の壁を越え、
価値ある何かを見出しつなぎ合わせ、
新しい何かを創り出すべく、
広い社会をうろうろと歩き回ります。
 
「はたらきアリ」のフィールドが
組織であり「会社」とするならば、
「うろうろアリ」のフィールドは
「社会」そのものなのです。
 
その2.
はたらきアリは「上」を見て仕事をする。
うろうろアリは「周囲」を見て仕事をする。

 
組織に生きる「はたらきアリ」は、
役割として与えられた仕事を
効率的に行うことをミッションとします。
 
評価をするのは組織の長である上司です。
「上」の指示に従い、「上」を見て
仕事をすることから簡単には逃れられません。
 
一方、
ひとつのところに留まらない「うろうろアリ」
にとって重要なのは、
広い社会で何が起きているのかに
いち早く気づくことです。
 
だから、いつも「周囲」を見て仕事をします。
上方向ではなく横方向を見渡せていることが
「うろうろアリ」の生命線とも言えますね。
 
その3.
はたらきアリは「肩書き」で自己紹介する。
うろうろアリは「志」で他己紹介される。

 
「はたらきアリ」は、所属する組織の
名前や役割、つまり
「肩書き」で自己紹介します。
 
「○○社の△△部□□と申します。」
よく聞く表現ですよね。
 
ところが、組織と関わりのない人にとって、
その肩書きはさほど大きな意味を成しません。
例えば、僕の周りの「うろうろアリ」を
思い浮かべてみます。
 
とある製造業を営む若き社長は、
会社社長という肩書きよりも、
日本の職人技が活きる高品質の商品を
新しい売り方で広めていこうとしている人、
という表現の方がしっくりきます。
 
誰もが知る大企業を黎明期から育て上げ
飛び出した元役員は、今や、
大衆の力を集結させた新しい製品やサービスを
世の中に送り出す人、
という表現の方がふさわしく思えます。
 
そしてその志を、僕も周りに
紹介したくなるのです。
 
その人が成し遂げたいこと、その情熱は、
何よりその人自身の魅力をくっきりと
浮き彫りにするものなのでしょう。
 
「うろうろアリ」は、
その志に心動かされた周囲の人たちが、
横のつながりで自然と紹介し広めていく、
つまり他己紹介される存在なのです。

 
★「うろうろアリでいこう!」の連載記事は、こちらからご覧頂けます。
 

唐川 靖弘プロフィール
外資系コンサル、広告代理店戦略プランニングディレクターを経て、2012年から米国コーネル大学ジョンソン経営大学院 Center for Sustainable Global Enterprise マネージングディレクターとして、多国籍企業による新規ビジネス開発プロジェクト・新市場開拓プロジェクトをリード。
同時に、「うろうろアリ」を育成することをモットーとし、自身の会社EdgeBridge LLCを基点に、ifs未来研究所(伊藤忠ファッションシステム)の外部研究員、ファッション系広告代理店戦略顧問、大手企業人材育成プログラムディレクター、大学の客員講師としても活動。1975年広島県生まれ。
Cornell University MBA (経営学修士)。INSEAD Executive Master in Coaching and Consulting for Change(2019年修了予定)。
160610_唐川さん

©2017 Yasuhiro Karakawa/EdgeBridge

ifs未来研究所について

〒107-0061
東京都港区北青山 2-3-1 CIプラザ2F
未来研サロン WORK WORK SHOP

Tel: 03-3497-3000
Fax: 03-3497-4555

お問い合わせはこちら

Twitter Auto Publish Powered By : XYZScripts.com