未来を試す

【うろうろアリでいこう!】Story7 「うろうろアリの10箇条」 3回目

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「私もうろうろアリでしょうか?」
「私もうろうろアリみたいになれますか?」
 
このような問いかけを時々いただきます。
 
もしかして皆さんは、うろうろアリを
「卓越したスキルや幅広いネットワークを
有する一握りの成功者や起業家」
と考えていらっしゃるかもしれません。
 
違います。
誰でもうろうろアリになることが出来ます。
 
僕の周りにもたくさんの
素敵なうろうろアリたちがいます。
 
彼ら、彼女らを見ていて思うのですが、
確かにスキルやネットワークも必要です。
でももっと大切なのは、自分らしく自由に
生きたいという思いと、そのために一歩
踏み出す勇気。
 
つまり、多くの人が歩む道からはみ出しても
自ら道を選び、うろうろしてみること、
これに尽きます。
 
そして、そのような人たちの生き方こそが、
個人や社会の幸せを最大にし、これからの
世界に新しい価値をもたらすのだと思います。
 
うろうろアリの連載を読んで、
自分はこれでいいんだって勇気が出た、
認められた気持ちになった、
という声もいただきました。
嬉しいことです。
 
協調性や生産性の名のもとに、
組織や集団の陰に個性が封じ込められる
時代はもう終わり。
これからは、どれだけ愉快な個性を育て活かし
皆がそれぞれに人生を楽しめるかです。
 
ということで、10箇条も後半戦です。
 
7. 働きアリは、「誰にでも測りやすい成果」 を目指す。
うろうろアリは、「簡単には測りにくい成果」を目指す。
 
働きアリの成果は明快です。蟻の世界でも、
どれだけの餌を巣に運んできたかは
一目瞭然ですね。
 
人間社会でも、分かりやすく評価するために、
KPIを用いて成果を数値化しよう
とする動きがあります。
 
例えば入試ではテストの点数、
企業では売上や利益。
でもそれは、価値を推し量る一部でしか
ありえません。
 
うろうろアリが目指すものは、
時に定量的には測りにくい新しい価値。
 
まだ見ぬ新しい餌場に
どんな素晴らしい餌が眠っているかなんて、
誰にでも簡単に測れるものではありません。
 
今現在の視点からだけではわかりにくい、
数値で容易には測れない成果を目指すのが
うろうろアリです。
 
8.働きアリは、相手と「競争」する 。
うろうろアリは、相手と「共創」する 。
 
誰にでもわかりやすい成果を求める
働きアリですから、常にその成果を
誰かと比較し、相手に勝つことを
目指そうとします。
 
一方うろうろアリは、 自分らしく
ユニークであることを目指すので、そもそも
誰かと比較することには意味を見出せません 。
 
Story1で述べたようにうろうろアリは
「組織や役割の枠に捉われず、
様々な知や情報を見いだし、繋げ、
新しい価値を生む」人です。
 
うろうろする旅の途中で出会う人と
異なる個性を認め合い、足りないものを
補い合いながら、新たな価値を共に
創り出そうとする。
 
つまり「競争」ではなく「共創」するのが
うろうろアリです。
 
9.働きアリは「チャレンジすること」を恐れる。
うろうろアリは「チャレンジできなくなること」を恐れる。
 
常に競争に勝つことへのプレッシャーに
さらされている働きアリにとって、
失敗することはリスクです。
むしろチャレンジを避け、手堅いところで
成果をまとめたほうが高い評価を得たりする。
 
しかし、まだ見ぬ新しい餌場を目指す
うろうろアリにとって、失敗は日常茶飯事。
そう簡単にパラダイスは見つかりません。
 
うろうろアリは、失敗すら楽しみに変え、
遊ぶようにチャレンジし続けます。
だからこそ、
何かにうろうろする自由を阻まれたり
チャレンジ出来なくなることは、
うろうろアリの生命線を絶たれる最大のリスク
なのです。
 
同じプレイでも、うろうろアリは
組織のprey(犠牲)になるのではなく、
自分自身がplay(遊び)する。
preyではなくplayで生きたいものですね。
 
★「うろうろアリでいこう!」の連載記事は、こちらからご覧頂けます。
 

唐川 靖弘プロフィール
外資系コンサル、広告代理店戦略プランニングディレクターを経て、2012年から米国コーネル大学ジョンソン経営大学院 Center for Sustainable Global Enterprise マネージングディレクターとして、多国籍企業による新規ビジネス開発プロジェクト・新市場開拓プロジェクトをリード。
同時に、「うろうろアリ」を育成することをモットーとし、自身の会社EdgeBridge LLCを基点に、ifs未来研究所(伊藤忠ファッションシステム)の外部研究員、ファッション系広告代理店戦略顧問、大手企業人材育成プログラムディレクター、大学の客員講師としても活動。1975年広島県生まれ。
Cornell University MBA (経営学修士)。INSEAD Executive Master in Coaching and Consulting for Change(2019年修了予定)。
160610_唐川さん

©2017 Yasuhiro Karakawa/EdgeBridge

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