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【うろうろアリでいこう!】Story8 「うろうろアリの10箇条」 4回目

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いよいよ10箇条の4回目。
まずは全てをレビューしてみましょう!
 
「うろうろアリの10箇条」
 
その1.
はたらきアリは「会社」がフィールド。
うろうろアリは「社会」がフィールド。
 
その2.
はたらきアリは「上」を見て仕事をする。
うろうろアリは「周囲」を見て仕事をする。
 
その3.
はたらきアリは「肩書き」で自己紹介する。
うろうろアリは「志」で他己紹介される。
 
その4.
はたらきアリは「組織」をベースに仕事をする
うろうろアリは「個人」をベースに仕事をする
 
その5.
はたらきアリは「群れる」ことで安心する
うろうろアリは「孤独」を味方にする
 
その6.
はたらきアリは「自分の城を積み上げ守る」
うろうろアリは「積み上げたものを壊しても飛び出していく」
 
その7.
はたらきアリは、「誰にでもわかりやすい成果」 を求める。
うろうろアリは、「一見ではわかりにくい成果」を求める。
 
その8.
はたらきアリは、「相手に勝つ競争」を目指す 。
うろうろアリは、「相手と創る共創」を目指す。
 
その9.
はたらきアリは「チャレンジすること」を恐れる。
うろうろアリは「チャレンジできなくなること」を恐れる。
 
そして最後のその10.
 
はたらきアリはワークとライフを「バランス」させる。
うろうろアリはワークとライフを「融合」する。

 
はたらきアリといえども、年がら年中、
仕事ばかり、とはいきませんね。
 
家事、子育て、介護など、
日常生活のための時間は必要ですし、
趣味や余暇で気分転換する時間も必要です。
 
近年では、仕事のために私生活を
犠牲にしてはならないと、官民こぞって
ワーク・ライフ・バランスの重要性が
叫ばれるようになってきました。
 
ワーク・ライフ・バランスは、
ワーク(仕事)とライフ(生活)を
バランスさせること。
 
この考えには、ワークとライフは異なるもの
という前提があります。
 
だからこそ、そのふたつの間で「バランス」
という概念が派生するのでしょう。
 
しかしうろうろアリは、
そもそもワークとライフを
分け隔てて捉えたりしません。
 
かけがえのない同じひとりの人間から派生する
ものとして、ワークもライフも
融合しながら生きていきます。
 
仕事のために私生活を犠牲にするか、、、
なんてことは概念としてすら存在しないほど、
どちらも大切、どちらも自分そのもの。
これがうろうろアリ流の生き方なのですね。
 
ところで、先日たまたま目にとまった、
ある芸人さんのインタビュー記事。
とても印象的なことを語っていたので、
ここで紹介させていただきます。
 
「芸人は芸人になると思った瞬間から芸人。
芸人という職業を選んだ時点で99%成功はない。
 
稼げなくて当たり前。
でも、やっていて楽しかったので、
全然苦ではなかった。
 
自分は物欲もなく、お金にも執着はない。
お金がなくても、芸人をやっているだけで楽しい。
 
自分が自発的にすることでないと
好きにはなれない。」
 
まさに、連載のStory4で紹介した、
「内発的な動機に導かれた方が強い」
ということを実証している例です。
 
さらに彼は続けます。
 
「夢中になっていると何も気づかずに
時間が過ぎていくじゃないですか。
そういう人のほうが
人を惹きつけている気がします。」
 
その通りだと思います。
 
リスクを避け効率的に目的を達成しようとする
はたらきアリの直線的な思考では
絶対に見えない、たどり着けない
世界があります。
そう、世界は広い。
 
ただし、何かに突き動かされて
うろうろするうろうろアリは、
生産性の概念からは程遠く、
ゆえに失敗も多いわけです。
 
バークレーの自宅で見かけたうろうろアリは、
あっちに行っては柱にぶち当たり、
こっちに来ては机の縁からおっこちそうに
なっていました。
 
それでも、何度壁に阻まれても、
くじけず、ただ夢中になって歩き回る姿は
清々しく、応援したい気持ちにさえ
なったものです。
 
そして、楽しげに歩き回っているうちに
たどり着くのです。
直線的な思考では
絶対に見ることのない世界に。
 
誰かにやらされて歩くのではなく、
自分で歩きたいから歩く。
楽しく歩く。
くじけず歩く。
遊ぶように歩く。
 
だから僕は、「うろうろアリ」の英語を、
たんに「うろうろ」を直訳するのでなく、
敢えて「Playful Ants」と名付けました。
 
でも、こんな疑問も湧いてきます。
 
うろうろアリは偶然だけで
新しい世界やパラダイスを見つけられるのか。
 
全ては運任せなのか・・・・・
 
遊ぶように楽しく歩くだけで大丈夫なのか。
現実はそんなに甘くないのではないか。
 
そこで次回以降、
 
どんなものが
うろうろアリを阻むのか、
どうすればうろうろアリが
社会や組織の中でたくましく
その特長を活かしていけるのか、
考えていこうと思います。
 
★「うろうろアリでいこう!」の連載記事は、こちらからご覧頂けます。
 

唐川 靖弘プロフィール
外資系コンサル、広告代理店戦略プランニングディレクターを経て、2012年から米国コーネル大学ジョンソン経営大学院 Center for Sustainable Global Enterprise マネージングディレクターとして、多国籍企業による新規ビジネス開発プロジェクト・新市場開拓プロジェクトをリード。
同時に、「うろうろアリ」を育成することをモットーとし、自身の会社EdgeBridge LLCを基点に、ifs未来研究所(伊藤忠ファッションシステム)の外部研究員、ファッション系広告代理店戦略顧問、大手企業人材育成プログラムディレクター、大学の客員講師としても活動。1975年広島県生まれ。
Cornell University MBA (経営学修士)。INSEAD Executive Master in Coaching and Consulting for Change(2019年修了予定)。
160610_唐川さん

©2017 Yasuhiro Karakawa/EdgeBridge

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