未来のおしゃべり会

【3月29日 おしゃべり会・第2回】「初めての経験」で辛かったこと、得たこと

_VW85948


未来のおしゃべり会
●ゲスト:株式会社ルミネ
・中村 美香氏(JR 新宿駅新南口 新商業施設「NEWoMan」)
・布野 愛氏(文化交流施設「LUMINE 0」)
・細木 美津子氏(和菓子の自主編集型セレクトショップ「えんなり」)
・東島 樹理氏(日本のものづくりを発信するショップ「KOKOLUMINE STORE」)
・伊藤 愛子氏(LA 発のピッツェリア「800°DEGREES NEAPOLITAN PIZZERIA」)
●テーマ:女性社員5人がおしゃべりする「みらいの商業施設」
●開催日時:2016 年 3 月 29 日(火)

◀◀第1回記事はこちらから
 
★ ★ ★ 
 
第2回 「初めての経験」で辛かったこと、得たこと
 
川島:ルミネと私は、先代の花崎社長の時からのお付き合いなんですが、新井社長の面白いところは、いきなり「やってみなさい」と言うこと。若い人にもチームにも、チャンスを与えるというか、放り出すというか、そういうユニークな社長です。
 
きっと皆さんも、ある日いきなり「やってみなさい」ということがあったのでは、と勝手に想像しています。そうやって投げられたボールをやっていく中で、今回、「こんなことを発見しました」ということはありますか?
 
_VW85726
細木:「えんなり」では、和菓子のブランドさんを訪問して、現場で研修も必ずやるというのがこだわりです。例えば、素材に柚子を使用しているブランドさんに、柚子一玉ができるまでが、どんなに大変かというお話を聞いたりしました。
 
川島:どんな風に大変なんですか?
 
細木:このブランドで使用している柚子は有機農法で作っているので、きちんと肥料を発酵させる場所を作り、肥料から自分たちで作っています。棘が多くある柚子を60度もある傾斜地で収穫するのは大変な作業で、助け合いながら収穫をするそうです。
 
今までにも、一つひとつのお菓子を食べて美味しい、という経験はありましたが、そのお菓子を作る素材を採っている方々や、育てている方々にお話を聞くと、味わいがひとしおというか。そこが一番、自分が人生を生きていく上でも、良い経験になったと思いますね。このプロジェクトを担当しなければ、なかなか農家さんを訪ねるということもできないし、ひとつの商品の背景を知る大事さを知ることができた、貴重な経験でした。
 
川島:60度の傾斜ってすごそうですね!
 
細木:傾斜があるなか、1つ1つの柚子を採っていくことは、すごく大変な作業だそうです。きっとその想いが凝縮されて、皆さまの口に運ばれているんだな、ということを実感し、これを伝えたいと思いました。
 
細木さん2
川島:自分で伝えるって、なかなか簡単じゃないですよね。実感のあるお話だということが伝わってきます。ありがとうございました。
では、「NEWoMan」全体の統括を担当された、中村さん。
 
中村:実は、こういう形での新規の商業施設の開発というのは、会社としても初めてのことなんです。有楽町のルミネについては西武から引き継ぐカタチで、建物は既にできていた。エストも、池袋もそうです。本当に、建物から建てる、という大きな開発というのは、とても良い経験になりました。
 
その中でも、特に斬新だったのが、弊社社長の新井が「NEWoMan」というネーミングを付けて、「ルミネ」じゃない、本当に違うポジションを目指していくということを示したこと。そうした社長の想いやNEWoManのネーミングのニュアンスが、ずっとルミネで育って来た私にとっては、ものすごく新鮮でした。
 
やっぱり違うことをやっていかないといけない、ということと、ルミネとは本当に違うポジションを展開していく、その現場に自分がいることができた、ということが発見であり、経験でした。NEWoManは、まさに今開店したばかりなので、ブランディングをして、それをお客さまに伝えていくことが、これからの課題です。
 
川島:誰もやっていなかったことを、やってみなさい、という環境だったということですね。辛いことはなかったですか?
 
中村:今、眠いです(笑)。今日、檀上にいるみんなも眠いと思うのですが、お客さまからの反応の楽しさで、なんとか体が保てています。
 
川島:では、「800°DEGREES」の伊藤さん。
外観と店内
伊藤:今回、ルミネがなんでピザ屋を? と思われた方が多いと思います。私にとっても、何もかもが初めての経験でした。例えば、海外とのやり取りの中で、初めて英語で書面を交わす際、あまりにも英語が拙くて先方から怒られてしまったこともあります。また、今回のオープンに際し、ルミネ入社4~5年目の男性社員がピザ職人として店舗に入るために、修業をすることになったりもしました。
 
すべてが唐突に思えるのですが、それは単に新しい、面白いというだけではなくて、社員の可能性を広げる試みなのだと思います。今回のプロジェクトでは、ピザの箱はどこで作っているんだということから何から何まで、とにかく初めてのことが多すぎましたが、今後のためのノウハウの蓄積を今しているのだと思っています。
 
川島:ありがとうございます。では、「LUMINE 0」の布野さんは?
 
布野:今回のオープニング展の「OUTBOX エンキ ビラル展」は、私たちルミネとシャネルさん中心に企画運営を行いました。なので、作り上げていって、形になる喜びが一番でしょうか。
今まで、私も美術館や様々な文化施設に行きましたが、展覧会などのモノの見方が変わりました。これだけメッセージ性が込められていたんだ、というのを改めて見直す、良い機会になったのかなと思います。
 
また、展覧会には、来場者の方にメッセージを書いてもらうメッセージボードを作りました。「本当に良い思い出になりました」、「INBOXが刺激的でした」などのメッセージをもらい、お客様の反応をダイレクトに得られることって、とても楽しいことなんだな、という気付きがありました。
 
布野さん2
川島:ありがとうございます。では、「KOKO LUMINE」の東島さん。
 
東島:私は今回、新しいプロジェクトとして、各地に行ってバイヤーをしたり、店舗の内装にも関わったり、オリジナル商品を開発したりと、本当にゼロからのスタートでした。もしかしたら、他の小売店さんや百貨店さんでは既にされていることなのかもしれませんが、私たちは本当に素人で、「売り上げの想定ってどうやって作るんだっけ?」と、本やインターネットで調べたりと、新しい経験をたくさんさせていただいてます。でも、社長の可能性をまだ超えられていないな、というのがあって。
 
川島:それは、果てしなさ過ぎるのでは。
 
東島:オープン前にこんなことを言うのはアレですが、私たちは、まだ社長の想定内でやっていて、越えられていないなということを、随所に感じています。打合せをしていても、「あなたたちは私より若いのに、なんで新しいアイディアが出て来ないの?」と言われてしまって。
 
オリジナル商品を作る際、ロット数の問題が浮上し、社内で「売れなかったら、関係者に配ろう」などと話していたんですが、社長に相談をしたら「何で、売れなかったときのことばかり考えるの?」と言われたこともあります。
本当はもっと前向きにならなければいけないのに、マイナスに考えてしまうこともあり、「まだまだできることってあるんじゃないか?」と、考えているところです。
 
_VW85565
川島:今、それぞれの方のお話を聞いていて、ちょっと聞いてみたくなったことがあります。そうやって、新しいものをやってみなさい、と言われたときってどのような気持ちなのですか? 怖くなかったのかな、と思うんですが。
 
中村:そうですね、怖いこともあるんですが、社長の懐がとても大きくて、「リスクヘッジばかり考えずに、前向きにやれ」というのが基本のスタンスとしてあるので、私たちも小さいことをいちいち心配するよりも、前に進めて動けるというのはありました。
 
東島:多分、お店は開くんです。そして、幸いなことに場所もとても良い所にあるので、そこそこ売れる。でも、期待値を裏切ってしまうのが一番怖いですね。取引先の本当にこの思いを伝えたいというプロジェクトで、わざわざ商品を用意してくださっているのに、それがちゃんと発信できなかったら…と思うと。あとは、社内の期待値ですね。
 
川島:社内の期待値を裏切らないようにしたい、ということですね。
 
東島:皆ができることではない、素晴らしい経験をさせていただいていると思っているので、きちんとオープンさせたいです。
 
川島:お客さまという存在がすごく大きいので、いい手応えもあるだろうし、逆の手応えもあるだろうけれど、逆にどう向かっていくかという先がある感じがします。手応えが感じられる仕事だなあ、と、そこがとても羨ましいなという風に思いますね。
 
_0VO7094
  
第3回▶▶ NEWoManオープンを経て、さらなる夢とは?

すべての記事を見る

ifs未来研究所について

〒107-0061
東京都港区北青山 2-3-1 CIプラザ2F
未来研サロン WORK WORK SHOP

Tel: 03-3497-3000
Fax: 03-3497-4555

お問い合わせはこちら

Twitter Auto Publish Powered By : XYZScripts.com